自分で足場を組まないほうがいい
器用な方は、見よう見まねで自分でも足場を組めるかもと思われがちですが、パイプ足場の組み立てほど、見るとやるとでは大きな違いがあるものはありません。
一見プラモデルを作るようで簡単に組めそうですが、キチンとした足場を組むには、「高度な計算能力」と「臨機応変力」が欠かせません。
この2つを習得するには、どんなに飲み込みの早い方でも半年~1年は掛かるといわれています。
一般の方が足場を組むと以下3つのデメリットがあるといわれています。
■倒壊の危険
足場の基本的な構造力学を学んでいないので、職人が足を掛けると足場がずれたり、突風が吹いた際に、足場の一部が倒壊する危険があります。
■自宅を傷つける
素人の方が組むと、足場の倒壊を防ごうとして、外壁に穴開けや釘打ちをしてしまい、傷んでもいない外壁を傷つけることになります。
■結果的に費用が高くなることもある
足場を購入すれば購入費はもちろんですが、後に保管する倉庫費用なども発生します。
ビケ足場の購入価格は、一般住宅用で約100万円程です。
また、ビケ足場のレンタル料は思いのほか高く、さらに運搬費等も上乗せされるので、結果的に業者に依頼するよりも高くなる可能性もあります。
ちなみにレンタル料が高い原因は、ビケ足場をレンタルする業者が少ないからです。